時代を超えて愛されるデザインを

デザイン、腕時計、そしてモノづくりなど、時代を超えて行くものへの共通の情熱が、VEJRHØJ創設者ヤーヌス・オールップとデンマークデザイン界の巨匠ボー・ボンフィス氏を結びつけました。
2014年の夏、ヤーヌスがボンフィス氏に電話をかけ、クラシックかつ新しいデザインの腕時計を一緒にデザインしたいと話を持ち出したところから、2人のストーリーは始まります。
ヤーヌスが初めてボンフィス氏に電話をかけ、腕時計の協同デザインの話をした時、ボンフィス氏はサマーハウスで休暇を過ごしおり、すぐに新プロジェクトの始めることにあまり乗り気ではありませんでした。しかし話をしている中で、ボンフィス氏のサマーハウスがすぐ近くにあることがわかりました。ヤーヌスは居ても立っても居られなくなり、すぐに自転車乗りボンフィス氏を訪問することにしたのです。
最初は若い起業家であるヤーヌスに少し疑念を抱いていたボンフィス氏も、ヤーヌスの「木製でミニマルなデザインの腕時計を製作したい」というアイデアにだんだん関心を強めていきました。2人は、腕時計に対する情熱や、ボンフィス氏の趣味であるオースティンのヴィンテージカーなどについて8時間以上夢中で語り続けました。話を深めていく中で、2人は多くの考え方を共有していることがわかりました。
その夜、早速ボンフィス氏はNAUTICコレクションの最初のスケッチを描き上げました。そこから改善と試作を繰り返し、1年半以上かけてやっと2人が納得のいく腕時計を作り上げることができたのです。

そこから生まれたもの

VEJRHØJ Nauticコレクションは、北欧デザインの原点に根づいたシンプルさを維持しながら、天然木、特殊ステンレススチール、サファイア・クリスタルガラス、高品質スイス製のムーブメント等をを融合させました。独特なダイアルとエッジを斜めにカットしたデザインは、 古い航行機器と北欧の海洋遺産からインスピレーションを得ています。

VEJRHØJ NAUTICの裏蓋に掘られた刻印は、ボー・ボンフィスが家として利用していた古い灯台付き船舶”ライトシップ11号”にちなんでいます。

ボー・ボンフィス(1941年生まれ)はデザイン・建築そして船舶の装飾に深い情熱を持っており、古くは彼の幼少時代に溯ります。シドニーのオペラハウスを設計したリン・ウツソン、そしてヤン・ウツソン、また彼らの祖父で有名な造船技術者であるエーグス・ウツソンが、若かったボー・ボンフィスに船の模型の作り方を教えたのが始まりです。その興味は大人になるにつれてますます深くなり、実際の船舶にまで及ぶようになりました。

1977年、デンマーク政府は灯台付き船舶の製造を中止し、稼働していた船もすべて廃船になりました。ボー・ボンフィスはその中の一隻だったライトシップ11号を王室のプレートがついたまま買い取り、その船はコペンハーゲン中心部の運河に今でも停泊しています。彼は船の中を改造し、ユニークな船上デザイン事務所として16年居住し、そこからさまざまな作品を生み出しました。

VEJRHØJ NAUTICシリーズは、そのシリンダーのデザイン、丸みを帯びたガラスなど、船の羅針盤を想起させるようなボー・ボンフィス独自の船舶装飾への深い情熱が結集されており、その表象を裏蓋の刻印にあしらったのです。

こちらの動画は2015年夏、ボンフィス氏のサマーハウスがあるRaadvadという町で撮影されました。NAUTICコレクションのデザインや仕様について最終確認をしている様子です。